千葉土建とは

綱領

「まず団結しよう。房総の地に千葉土建の旗を掲げ続けて」

千葉土建一般労働組合は、40年前の1972年6月25日、千葉市「卸団地会館」に雨降りしきる中、259名の組合員が参加して結成大会を開催し、7支部2,732人からの歴史的な第一歩を力強く踏み出しました。

私たちの組合結成に至る前史は、65年前の1947年1月15日、僅か70数人で結成された、東京土建一般労働組合のたたかいの歴史と伝統を受け継いだものでした。

以来、建設労働者の生活と社会的地位向上のため、結成以来一貫してたたかいを進める一方で、大衆的、民主的、階級的労働組合の拡大強化を掲げ、40年を経た今日、千葉県内最大の労働組合へと成長し前進を続けてきました。

組合結成大会において、「まず、団結しよう」の呼びかけのもと、「房総の地から『ケガと弁当は手前持ち』の悪習をなくそう」のスローガンを掲げて未組織の仲間の組織化を追及してきました。

このスローガンには、当時の先達らにとって、長い間、劣悪な条件のもとで労働を強いられ、その社会的役割にふさわしい処遇と組織的「力」を得ることがなかったことへの切実な願いと要求が込められたものでした。

それは広大な房総の地に深く根を張る決意と、千葉土建の旗を高く掲げた誓いそのものでした。

私たちは、その前史となる東京土建の結成直後から、労務物資の獲得、税金闘争にとりくみ、50年代には日雇健保と珪肺法の制定を実現してきました。

60年代には協定賃金運動を前進させ、集団申告、日雇健保擬制適用廃止反対にとりくみ、組合結成を前後した70年代には、中建国保組合設立・補助金増額のたたかい、住宅デー運動を開始しました。80年代には臨調行革政治とたたかい、中建国保の10割給付を守るたたかい、大手企業交渉の開始、消費税導入反対運動を繰り広げました。さらに千葉労連の結成に参画、90年代は、生活防衛闘争、大手建設現場訪問、2000年代は、技術センターの開校、どけん共済会設立と充実、地域建設業振興策の実現めざして活発に自治体交渉の推進、野田市に於ける全国初の公契約条例の制定を実現してきました。

2011年3月の東日本大震災直後の建設労働者らしい地域社会への素早い貢献は、私たちの前身である東京土建の歴史が物語るように、あの戦争直後の廃墟からの立ち上がり、国土復興に献身的にとりくみだした歴史と伝統を今日に生きいきと引き継いだものであり、地域社会になくてはならない存在を強く印象づけるものとなりました。

これらのたたかいの歴史は、組合結成時に掲げたスローガンの実現に全力をあげてきた歴史そのものでした。

私たちは、このたたかいの中で組合員の要求を基礎に、地域住民の要求と固く結んで大衆的な共闘関係の強化に努めてきました。

私たちは、組合結成以来、要求に基づく団結、資本からの独立、政党からの独立を堅持し、政党支持の自由の立場と組合の自主性を確立し、組合の統一と団結を瞳のように大切にしてきました。

そして組合組織の拡大強化と要求実現のたたかいを車の両輪として追求し、基礎組織を確立して組合民主主義を貫いてきました。

私たちは運動の総括を重視し、「たたかいつつ学び、学びつつたたかう」実践的な教育学習活動を重視すると同時に、組合独自の労働学校などを通じて理論的学習を強め組織的強化に努めてきました。

大企業への利益奉仕と日米軍事同盟に基づく国づくりが、政治・経済・軍事などあらゆる場面で進められている今日、大企業本位の政治・経済のしくみのもとでの貧困と格差の解消、平和と民主主義を守るためにも国民本位の政治・経済の民主的変革や国政の革新が強く求められています。

日本は世界でも際立ったルールなき資本主義国になっています。その上、長い歴史的たたかいによって築き上げてきた平和と民主主義、社会保障と基本的人権、労働基本権など憲法で保障されたさまざまな権利を破壊する政府・財界の攻撃が強まっており、今日ますます憲法擁護のたたかいは熾烈になっています。

日本国憲法の平和主義と基本的人権、国民生活向上に向けた国民諸階層のたたかいの統一と団結こそ、要求実現と国政革新の原動力です。私たちは、思想・信条の違いを超え、広範な国民諸階層の共同した運動の形成と発展に努めます。

私たちは、労働組合が国民諸階層の運動の先頭に立ち、統一と団結の一翼を担い、労働者の一致した要求に基づく共同行動を、全国と地域ですすめながら建設労働運動の全国・地域での共同と発展に努めます。

「建設労働者に展望ある未来をめざして」

当面、私たち千葉土建が要求する民主的改革の主要な課題と内容は次のとおりです。

一、 私たちは、賃金・労働条件の改善と建設労働者の権利確立のために、全国・地域・分野における労働協約の締結をめざして活動します。

二、私たちは、建設労働者の役割にふさわしい安定した生活と後継者を育成できる賃金の獲得をめざして活動します。また、安定した雇用と失業に対する保障、労働関係法規の完全実施の他、手間請就労や偽装請負の横行の中で労働者概念の確立と立法化、退職金など労働条件の改善と確立、職能制度と生活給の確保、週40時間労働制確立のために活動します。

三、私たちは、アスベスト疾患やあらゆる職業病根絶のとりくみ、現場の労働安全と労働衛生、労災補償の拡充を要求して活動します。

四、私たちは、政府・財界が進める大企業本位の国土開発計画に反対し、土地・住宅政策を国民本位に転換させ、すべての国民に「健康で文化的な生活が営める住宅」の保障をめざして活動します。また、東日本大震災後の復興事業については、一方的な大資本の開発事業に反対し地域住民本位の安全・安心なまちづくり、地元の建設労働者・職人・中小建設事業者の仕事と職域確保をめざします。

五、私たちは、日本の気候風土に培われた建設技術と技能の継承と発展に努力し、国民の生活文化の向上に貢献する建設技術技能の向上と後継者の育成に努めます。  また、政府、使用者団体が費用を負担する建設産業全体の技能育成訓練制度の確立をめざします。

六、私たちは、建設労働者の命の綱「建設国保」を守り、国民が安心してかかれる医療制度の拡充を求めると同時に、年金、介護、福祉等の社会保障制度が「健康で文化的な国民生活を営める」権利である生存権として、真の社会保障の実現をめざします。

七、私たちは、消費税をはじめとする大衆増税に反対し、最低生活費非課税、憲法に基づく応能負担の税制をめざします。また、財政・税制および税務行政を国民本位に変革するために活動します。

八、私たちは、建設労働者のくらしと健康を守る活動や仲間の助け合い・共済活動をすすめ、自主的な「組合の生活保障制度」の確立など福利厚生と福祉の向上・発展のために活動します。  また、健全な文化・教養・スポーツ・レクリエーションなど文化活動をすすめ、建設労働者の自主的な文化の発展と創造のために活動します。

九、私たちは、国民大多数の根本的な利益に応える独立・民主・平和の日本の実現のために、憲法の前文を含む全条項を守り、特に憲法九条をはじめとする平和的・民主的諸条項の完全実施をめざします。

十、私たちは、建設労働者の仕事とくらしに根ざした共通の要求を土台に団結し、その要求を実現するために、産業別個人加盟の居住地組織としての機能をいっそう発展させ、階級的自覚を高める教育・学習活動に努めます。 また、建設産業の全分野で組合員を増やし、青年部、シニア友の会、主婦の会の拡大にも努め、県内の建設労働者の多数派を組織する強大な千葉土建の建設に努めます。

このことを通じて、千葉県内における建設労働者のたたかいの発展と労働運動の民主的、階級的統一戦線の強化を不断に強めます。

2012年5月28日 採択

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